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【2020 J1 第30節】鹿島アントラーズ 4 - 0 浦和レッズ 持つ者と持たざる者の差

 

完勝でした。 

今シーズン継続しているサッカーの形を攻守に出せたチームと、監督の退任が決定し目標がなく浮遊状態にあるチームとの差がハッキリと表れてしまったゲームで、チームとしての完成度の差を示す必然の完勝と言えるんじゃないでしょうか。 

 

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スタメンは前節から1名変更。 

奈良に代わり、町田が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・チームとしての完成度の差が現れた必然の完勝 

・メンツが変わっても同じ強度でという難しさ  

 

■感想 

選手それぞれの個の力は高いですが、それに依存した面が大きい。

 

それが今の浦和レッズに抱いている個人的印象で、鹿島アントラーズを始め、取り入れ始めたチームが多い、欧州サッカーの潮流からすると少し後れを取っているという見方もありますが、レオナルドの決定力や山中のクロスの質、マルティノスのスピードを生かした崩しなど、個の力で崩せる戦力を備えていると言っていいチームで、甘く見ていると簡単にやられるだけの力は持っているといえます。

 

ですが、この試合ではチームとしての完成度の差が如実に表れてしまった格好で、浦和の良さを完全に封じ込めたうえで、我々の良さを存分に発揮できたことが4-0というスコアに表れたのかなと感じたゲームでした。

 

前の試合で気になった強度の足りなさはこの試合では感じられなかったことも要因の一つなのかなとは思いますが、浦和のパスを完全に読み切った感じのパスカットが目立ったところに事前のスカウティングと選手への落とし込みがしっかり行えていることが窺え、逆に浦和にはそのような点が窺えず、スタッフも含めたチーム全体としての差を感じてしまいました。

 

選手個々の力で両チームに大きな差はないと私は思ってますが、試合を観ると鹿島の選手の方が力があるように見えるのは、鹿島の方がこの試合に向けての準備が上手くいったことの結果であって、個々の選手で見るとそれほど差はなくても、チームとしてみるとここまで大きな差が出てしまうゲームもあるということで、浦和としては監督に退任が決まって、どこに向かっていいかわからない浮遊した状態にチームとしてなってしまっていたというのが大きいんじゃないですかね。

 

浦和がもっといい状態であれば、もっと拮抗したゲームになったと思いますし、そういう試合で我々の現在地を確認したかったですが、こういう試合でしっかり大勝、クリーンシートという結果を残せたのは、今年一年頑張ってきたことがしっかり身になっている証と言えるんじゃないかと。

 

前の試合との違いで言うと、大きかったのは前の試合で散見された組み立ての雑さというか大雑把さがあまり見られなかった点ですかね...

疲れによるものなのかな...と前の試合では感じてましたが、そこからさらに中三日ですから、その見立ては違ったということですかねw

前の試合の柏と違って、あまりスカウティングされなかったのか、幅を使った攻撃が結構使えてましたし、気持ちよく攻めることができた印象でした。

 

大勝の中で、一つだけ気になった点を最後に。

4点リードしたことで、先に交代していた上田含め、前線の4人を総入れ替えしての最終盤にメンツが変わっても同じ強度でという理想を具現化することの難しさを感じてしまいましたね...

エヴェラウド、上田綺世という高さ強さを兼ね備えた2トップに機動力とキープ力に秀でたファンアラーノ、土居聖真

この個の力に秀でた4選手がいるからこそ出せる攻めの強度であって、他の選手でもそれに近い迫力は、少なくても現状では出せないのだな...と4枚替えした後の点が入る香りがさっぱりしなくなった前線を見て思いました。

4点リードで前線を1人削っているというのを考慮しても、迫力不足は否めずですね。

前線からしっかり追いかけて、4点リードしている場面で求められる役割は十分果たしたとも言えるんですが、ここで得点取るようじゃないとスタメンの座は遠いと言わざるを得ないかなと。 

 

■得点シーン

 

左サイドに流れていたエヴェラウドから低い軌道のアーリークロスに飛び込んできた上田ヘッド。

クロス上がるタイミングで少し後ろに下がってから勢いつけて飛び込んできた上田の動きの質が生んだ先制ゴールでしたね。

 

 

我が家のDAZNがクルクルしている間に決まっていたゴールですw

三竿からの楔を受けたファンアラーノ、パスアンドゴーを狙って上田にパスしたらそのままシュート決めちゃったって奴ですね。

このゴールも上田の動きの質が生み出したゴールと言えて、受けた時の体の向きがファンアラーノに折り返す気満々に見せてからの逆向きへシュートと見れば見るほどレベルの高いゴールだなと。 

 

 

この動画の一番最初のシーンで鹿島の選手、上田ですかね...が倒されたことで浦和の選手の集中力が途切れ、そこで生まれたパスミスを見逃さなかったファンアラーノと、奪った瞬間からオフサイドラインぎりぎりを保ちパスを要求したエヴェラウドが生み出した、試合を決定づける3点目。

後半立ち上がりの同じような1対1をファンアラーノが止められたのとは対照的に、こういう場面での決定力ありますよねエヴェラウド。 

 

 

中盤でボールを取り切ってからのショートカウンターを決め切ると。

左サイドをスプリントしてきたレオシルバと土居のパス交換で最後はレオシルバ左足。

できれば土居に決め切って欲しかったですが、敢えてマイナスの位置で踏みとどまってパスを待ったレオシルバの動きが秀逸でした。

昨年までだったらこういう動きはできなかったんだろうな...と今シーズンの積み重ねが感慨深い4点目でした。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節第31節は先行開催済のため、次の試合まで約2週間空きます。

第32節は12/12(土)ホームでの清水戦です。

 

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