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【2020 J1 第31節】北海道コンサドーレ札幌 1 - 3 セレッソ大阪　近くて遠いラストワンマイル

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今年一年積み重ねた成果を見せたかったホーム最終戦は、相手に今年一年積み重ねた成果を見せつけられる完敗に終わりました。

主導権を握り続けた前半、2点ビハインドから1点を返した後など、勝てる可能性を感じさせる場面もありましたが、終わって見れば相手が一枚も二枚も上手でしたね。

 

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スタメンは前節から1名変更。 

ドウグラスオリヴェイラに代わり、ジェイが入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・主導権を握らされてた前半

・ラストワンマイルの壁 

・一気呵成の流れを飲水タイムでせき止めたロティーナ 

  

■感想 

マンツーマンディフェンスが大いに機能し、相手に攻めのきっかけすら与えず、主導権を握り続けた序盤戦。

このいい流れで点を奪いきれなかったのが最大の敗因とは言えますが、決定機と言えるものは数少なく、 "ラストワンマイル"というキャッチーな言葉を使いましたが、要は最後の一押しが利かなかったって印象でしたね。

 

セレッソは、ロティーナ監督の求めているサッカーを忠実にこなしていた印象で、この試合ではまずはブロックを敷いて守備に重きを置きながら相手の出方を窺い、相手に隙ができるのを我慢して待つ作戦だったように感じました。

 

一方的に押し込めたのは相手が引いていたからこそで、攻めのきっかけすら与えなかったのはマンツーマンディフェンスが大いに機能していたからではあるのですが、しっかりブロックを敷いて待ち構えている相手に対してのアタッキングサードからどう崩していくかという、現状の課題が浮き彫りになったゲームと言えますかね。

 

引いてきた相手への崩しのイメージとしては、ピッチの幅を広く使うことで相手を動かしてスペースを生み出すという狙いが見て取れました。

福森からのロングフィードだったり、サイドからのアーリークロスは基本的にファーサイドを狙っている印象で、そこからさらに逆サイドに折り返してというのが、この試合だけでなく最近よく見られる崩しの1パターンかと。

 

狙いの方向性としては悪くはなくて、精度を高めたりパターンを増やしていくことで攻撃力の積み上げができるとは思うのですが、現状では引いた相手を崩せるところまではいけてなくて、リーグ屈指の守備力を誇るセレッソの壁を崩すところまではできなかったですよね...

 

ということで、どちらかというと主導権を握ると言うよりは握らされていた感があった前半ですが、飲水タイム明けぐらいから徐々にマンツーマンディフェンスが剥がされてというシーンが目立ち始め、その中でちょっとした隙を突かれての失点。

先に点を取った時のセレッソの強さには定評があり、後半10分の段階で追加点も奪われ、これまでだったら敗色濃厚の展開でしたが、ここからピッチの幅を広く使った崩しで1点を返し、一気呵成のムードが出てきたところは北海道コンサドーレ札幌としてチームの成長を感じさせましたね。

 

少なくても追いつけるところまではいけた雰囲気だったのですが、その流れが飲水タイムを境に止まってしまったのはロティーナ監督の力量のなせる業なんでしょうね。

恐らくはあまり受けに回り過ぎずにトドメを刺す3点目を狙いに行くことを伝えたのだと思いますが、それによって札幌のホーム最終戦勝利の可能性は絶たれました。

 

同じ戦い方をしてくるチームであっても、札幌と同等規模のチームであればそれをぶち破れるほどのチームそして個々の質は備わってきているとは思いますが、セレッソ大阪のようにクラブ規模も上で、さらにしっかり対策をされてくると今日のような試合になってしまうのだなと感じてしまった一戦でした。 

 

■得点シーン

 

中盤でのパスを引っ掛けられてからのショートカウンターだったんですが、何度見返してもそれほど迫力のある攻撃には見えず...これでやられてしまったのが悔しいですね。

強いて言えばブルーノメンデスの位置取りの良さかな...とは思いますが、せっかくスプリントして戻ったんだからブルーノメンデスに競り合っていけたでしょ！

というのをアンデルソンロペスに求めるのは酷なんですかね...

 

 

相手の攻めをペースダウンさせることに成功したものの、清武の裏抜けの動き出しに気づけず...という失点でしたね。

まあ後ろからのボールをめっちゃきちんとトラップしてシュートって誰にでもできるプレーじゃないですから...清武すげーってなりますかねｗ 

 

 

浅い位置からの福森アーリークロスは逆サイドルーカスフェルナンデスまで抜け、 ワントラップ後右足で上げたルーカスフェルナンデスのクロスにジェイどんぴしゃヘッド。

たまたまではなく、最初からそういう狙いだったことは明白な、見事な崩しでした。

 

 

ハーフウェイ付近からのリスタートからあっさりやられてしまいましたね...

サイド裏へのフィードに福森が競り負けて...グラウンダークロスにブルーノメンデスに仕留められると。

まあ福森の守備力からは想定の範囲内で、それを補って余りある左足持ってますから...とは思うんですが...ね。 

 

■採点 

www.soccerdigestweb.com

 

次節は12/12(土)アウエーでの大分戦です。

 

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