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【2023 J1 第30節】ヴィッセル神戸 3 - 1 鹿島アントラーズ 現在地通りの力負けで2023シーズンも無冠で終わる

 

スタメンは前節から1名変更。 

知念に代わり、荒木が入りました。

 

■ハイライト 

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■総評 

・首位チームの圧力になす術なし

鹿島アントラーズの行く先

 

■感想 

リーグ初制覇に向かって首位をひた走るヴィッセル神戸相手に力負けを喫し、リーグ優勝の可能性が完全に消滅しました。

これで5シーズン連続の無冠が確定しました。

最後は2018シーズンのACL制覇ですから、国内タイトルに限定すると2016シーズンのリーグ制覇が最後ですから7シーズン連続の国内無冠となります。

 

荒木や藤井を入れて、高さ強さ頼みから戦い方の幅を広げようと試みている現状ですが、基本的には2位横浜F・マリノスと対峙した第28節と同じように、上位チーム相手に現在地を感じさせられた力負けでしたね。

 

nvtomosoccer.hatenablog.jp

・第5節~第8節まで4連敗を喫したことで

・勝利を優先させる守備に重きを置いた戦い方にシフトして5連勝(第9節~第13節)

・勝ち点3を積み上げることで選手に自信を植え付けて上昇気流に乗る

・この上昇気流に乗り、当初目指していたビルドアップを主体とした次のステップへの試みを進めるもまだまだ道半ば

 

これが岩政アントラーズの2023シーズンの大雑把な流れで、今はビルドアップを主体としたチーム作りの真っ只中で、なかなか積み上げられていないように私には見えています。

 

これが岩政アントラーズに対して抱いている現在地なんですが、最近は前線の運動量、パワー頼みな要素が強いために毎試合60分ぐらいでガス欠する点に対しての改善を試行錯誤している印象で、それが荒木であったり藤井のような、一芸に秀でた選手の起用に現れているように感じています。

 

それ自体は悪い試みではないのですが、それによりチームとしての狙いがぼやけてしまって、ただでさえ途上のチーム作りが停滞し出したように私には見えています。

 

リーグ制覇の可能性が絶たれ、岩政監督の去就に注目が集まるようになってくるでしょう。

 

思うに、ここ数年同じことを繰り返しているような気がしてならなくて。

いつの間にか上位に顔を出すようになり、次勝てばというゲームでことごとく地力の差を見せつけられて落とされるという光景のことなんですが、戦力的によっぽどのことがなければ今ぐらいの順位にはいれるんじゃないか説も思い始めていて、

 

この道の先に未来が見えるのか?

 

という問いに対しては、かなり懐疑的になってきたように感じています。

 

こちらも第28節からの引用です。

フロントがどういう決断をくだすかはわかりませんが、個人的には続投/退任は五分五分かなと。

 

このクラブは、意思決定者の好みが監督の去就に影響している度合いが、特に近年は他のクラブより高いように感じていて、外国人監督には厳しく、日本人監督には甘い(ただし石井監督だけは例外)ように見えています。

それに従えば、足掛け2シーズン目ですが実質1シーズン目の日本人監督で今の順位だと続投かなとは思いますが、今の順位から落ちるようだとちょっとわからないでしょうね。

 

最後にこの試合の感想を少し書き加えておくと、神戸の前線からの厚みのあるハードワークに、フィールドプレーヤー並みのボール捌きを見せる早川頼みのビルドアップがなんちゃってビルドアップだったことが暴かれてしまった感じで、それが前半一方的に主導権を握られた要因ですかね。

 

後半、神戸の動きが落ちてからはそれなりに繋げてましたが、繋ぐサッカーを志向しながら最終ラインのビルドアップ力のなさを相手に突かれてしまった印象で、勝利だけを優先するなら序盤戦に一度はチームを立て直した際の守備に重きを置いた戦い方の方がまだ可能性はあったんでしょうね。

 

■得点シーン

 

中は数的優位のように見えましたが、人を見れていなかったことで植田、関川を越えてあっさり仕留められた印象ですね。

安西は大外の大迫を気にしないといけないので...植田、関川のポジションに問題ありかなと。

 

 

ダイナミックなサイドチェンジで深い位置で起点を作られてからのクロス&ヘッド。

我がチームでもこういうサイドチェンジができるようになると幅が広がるんですがね...

 

1失点目と同じように、人数は足りてますが入ってくる相手を捕まえてないのが要因ですかね。

 

 

少し下がって受けた松村が相手最終ライン前にできたスペースを使ってのカットイン&ミドル。

松村らしい見事なゴールで一矢報いるも...

 

 

次節は10/28(土)ホームでの浦和戦です。

 

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