ホーム北海道コンサドーレ札幌、スタメンは前節から3名変更。
近藤、宮澤、青木に代わり、田中宏、高尾、中村が入りました。
3日前のルヴァンカップ3回戦からは8名変更。
中村、田中宏は延長戦含め120分フルタイム戦っての今節スタメンです。
アウエー鹿島アントラーズ、スタメンは前節から変更なし。
3日前のルヴァンカップ3回戦からは6名変更。
■ハイライト
■総評
現在地の差
・またも怪我人増える
・4バック?
・戦えるメンバーで状況を打開するしかない
・楽ではなかった前半の内に先制できたことが大きかった
・ベースづくりと戦績を両立させる
■感想
年に一度の直接対決現地観戦は、ポポヴィッチ新監督の下でベースを作りつつ戦績も残している鹿島アントラーズと、開幕から低空飛行を続け、自動降格圏に低迷する北海道コンサドーレ札幌の現在地の差が色濃く表れた一戦となりました。
ホーム北海道コンサドーレ札幌は、前節負傷交代した青木に加え、週中のルヴァンカップでベンチ外だった近藤、宮澤もおらず、青木と違ってリリースこそ出ていないものの、負傷もしくは体調不良と推察されます。
鈴木武蔵、浅野をはじめ多くの離脱者を抱える札幌は、3日前のルヴァンカップで120分フルタイム出場した中村、田中宏、80分以上出場した高尾をスタメンで使わざるを得ない状況で、特にWBのやり繰りが厳しそうに感じました。
現状の札幌だと多くの得点を望むことは難しく、今シーズンの2勝ともに1-0だという点を踏まえると、まずは先に失点しないことが勝ち点を得るための戦い方とならざるを得ないのかなと考えていて、久しぶりに採用した4バックがそれの表れなように思いました。
基本的にマンツーマンなので、何となく4バックに見える試合もありましたが、この試合では馬場の位置取りが明らかに岡村と横並びだったので明確に最終ラインは4枚と決めて試合に臨んだのだと思います。
ピッチ内を縦横無尽に動く鈴木優磨と、それにより空いたスペースを使おうとする鹿島の戦い方に対応するためと思われ、それは十分機能していました。
4バック自体は悪くなかったと思いますが、今シーズン3バックの右が主戦場の馬場が、中央でのプレーに慣れていなかったように見え、そこの綻びを突かれたのが1点目、2点目だったように感じました。
馬場のところが家泉だったらどうなっていたか...というタラレバ話はあるにせよ、それ以上に点が取れそうな雰囲気は皆無だったので、どちらにせよ勝つのは難しかったでしょうね。
際どかったのは、スパチョークのループシュートと荒野のFK、この2シーンぐらいで、流れの中でのチャンスシーンはほとんどなかったように思います。
離脱者が多いことが攻撃の質に影響を与えていることは確かなんですが、現状戦えるメンバーで状況を打開しないことにはこのまま降格街道まっしぐらなので、もっと戦う姿勢を見せて欲しいところです。
覇気がないというか、無力感みたいな雰囲気が感じられるのが気にかかるところなんですよね...
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一方で、ルヴァンカップ敗退のショックを振り払った鹿島アントラーズは5月をリーグ戦無敗(5勝1分け)で終えました。
この間、スタメン、ベンチをほとんど変えておらず、ポポヴィッチ体制のベースは固まったと言えるでしょう。
トップ3に加わっている戦績も踏まえると申し分のない結果を残していると言えます。
チーム作りは次の段階へ向かうタイミングで、戦績を残しながら層を厚くしていくことが求められるかと思います。
- 植田、関川に続く本職がいないCB
- そのCBに唯一入れる佐野が夏のマーケットでの海外移籍の可能性
順調なように見えてその中身は意外と薄くて脆いかもしれません。
結果的には完勝だったこの試合も、先制点を奪うまでは相当苦労した印象で、前半の内に点が取れなかったらもっと苦戦していたかもしれません。
想定していたよりも札幌が前から来ずにセットして守ってきたことが大きかったように思いますが、自分たちの思うようにいかない展開でも焦れずにやり続けたことが結果に繋がりましたかね。
■得点シーン
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 25, 2024
小気味良いパス回しからの先制弾✅
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鈴木優磨の落としを師岡がダイレクト
抜け出した名古がトラップし
一度は弾かれるも決め切った!
名古の今シーズン3点目で
鹿島が先制!
🏆明治安田J1第16節
🆚札幌×鹿島
📺 #DAZN ライブ配信中#札幌鹿島 pic.twitter.com/ubsdhnAHin
札幌のマンツーマンを逆手にとって生み出したスペースを右サイドからダイアゴナルな動きで中央に入って来た名古、一度目は阻まれるもこぼれ球を押し込む。
札幌としては馬場がなぜか1人だけ深めに位置していたことでオフサイド取れなかったのが痛恨でしたね。
名古が入って来るのに気がついての動きっぽいですが、オフサイド取ろうという意識はなかったんでしょうね。
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— DAZN Japan (@DAZN_JPN) May 25, 2024
名古が止まらない😍😍
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相手の守備のミスを逃さず
名古がロングシュートを決めた!
貴重な追加点で鹿島が点差を広げる!
🏆明治安田J1第16節
🆚札幌×鹿島
📺 #DAZN ライブ配信中#札幌鹿島 pic.twitter.com/WTvctcYQxH
馬場のバックパスが中途半端だったのが全てですね...
優磨がきちんと追っていたので、菅野としてはあれしか選択できなかったと思います。
せめて馬場がコース取りで優磨の動きを制限できていれば事なきを得たように思いますが、その辺も含めて中途半端でした。
それとは別に名古のロングシュートは見事でしたね。
🎦 ゴール動画
— Jリーグ(日本プロサッカーリーグ) (@J_League) May 25, 2024
🏆 明治安田J1リーグ 第16節
🆚 札幌vs鹿島
🔢 0-3
⌚️ 87分
⚽️ チャヴリッチ(鹿島)#Jリーグ pic.twitter.com/nbuKDP5IEu
これ、現地で観ていてよくわからないゴールでしたw
ニアに入ってきて頭で逸らすってよく観ますが、足で逸らすって初めて見たかもw
札幌の守り方これでよかったんですかね?
普通、ニアに高い選手をストーンで置くと思っていて、それがあったら防げていたように思うんですが。
北海道コンサドーレ札幌、次節は6/2(日)アウエーでの東京V戦。
鹿島アントラーズ、次節は6/1(土)
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