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新米監督にチームの浮沈を委ねる一年 鹿島アントラーズ2023シーズンプレビュー

こんばんは( ´ ▽ ` )ノ

 

開幕を間近に控えてのシーズンプレビュー記事。

北海道コンサドーレ札幌に続いては、変革路線への再チャレンジに挫折し迷走中の鹿島アントラーズ

 

<<2022シーズン振り返り>>

nvtomosoccer.hatenablog.jp

 

変革路線への再チャレンジはまたしても挫折し、プロチームの指揮は初めてとなるOBの新米監督への全権委任となった2022シーズン。

 

2023シーズンはそこからの継続路線となり、昨シーズンの仕込みがベースとなって飛躍の年と出来るのか...はたまた...

 

それでは、鹿島アントラーズ2023シーズンプレビュー始めますよ( ´ ▽ ` )ノ

 

■登録選手

・◎移籍加入、〇新人選手、△復帰、※背番号変更

・年齢はシーズン開幕日となる2023年2月18日時点

 

GK:4
1 クォン スンテ(38歳)
29 早川 友基(23歳)
31 沖 悠哉(23歳)
◎38 パク ウィジョン(18歳)


DF:9
2 安西 幸輝(27歳)
◎3 昌子 源(30歳)

5 関川 郁万(22歳)
20 キム ミンテ(29歳)
22 広瀬 陸斗(27歳)
28 溝口 修平(19歳)
32 常本 佳吾(24歳)

◎39 津久井 佳祐(18歳)

◎55 植田 直通(28歳)

 

MF:14
8 土居 聖真(30歳)
10 荒木 遼太郎(21歳)
14 樋口 雄太(26歳)
◎15 藤井 智也(24歳)

17 アルトゥール カイキ(30歳)
21 ディエゴ ピトゥカ(30歳)
24 小川 優介(20歳)
◎25 佐野 海舟(22歳)

△26 須藤 直輝(20歳)

27 松村 優太(21歳)
30 名古 新太郎(26歳)
33 仲間 隼斗(30歳)
34 舩橋 佑(20歳)
35 中村 亮太朗(25歳)


FW:6
◎13 知念 慶(27歳)
△18 染野 唯月(21歳)
19 エレケ(26歳)

◎36 師岡 柊生(22歳)
△37 垣田 裕暉(25歳)

40 鈴木 優磨(26歳)

 

■補強診断

ここ数年選手の入れ替わりが多かった印象ですが、シーズンオフでの主力での移籍は海外移籍した三竿と名古屋に戻っていった和泉の2選手に留まりました。

 

一方で加入選手は11名と多く、総勢33名を数える大所帯となりました。

川崎から実力者の知念、広島からスピードに秀でた藤井、J2町田からは伸びしろの期待できる佐野を獲得。

 

層の薄かったCBは林を期限付き移籍で放出したものの、かつて最終ラインを支えた昌子、植田が海外より帰還。

 

加えて、期限付き移籍していた垣田、染野も復帰し、ACLもないのにこれだけのメンツをどう使いこなすんだろう...と不安に思えるぐらい充実の布陣となりました。

 


岩政監督は恐らく複数の布陣を使いこなしてくるものと思われますが、松村や藤井といったスピードに秀でたサイドアタッカーを生かせる4-3-3をベースにしてくるのではと予想しました。

予想しましたが...練習試合でJ2勢にも苦戦が続いている中で他の布陣も試しているようで...どのような開幕を迎えるのかは不透明そうです。

 

6人いるFWを生かすには2トップがいいかなとは思いますが...4-3-3とした場合のポジションごとに見ていきます。

 

▼GK

ゴールを守るという役割だけを見るとクォンスンテの右に出るものはいませんが、ビルドアップへの貢献が求められ若返りも意識していると思われる岩政体制になって頭角を現した早川が1stチョイスになりそうです。

 

2番手はクォンスンテと見ていますが、練習試合の中で登場しているシーンはないそうなので、沖になるかもしれません。

 

▼CB

海外移籍から帰還した昌子、植田が1stチョイスになろうかと思われますが、昌子が怪我で出遅れていることを踏まえると、開幕は植田、関川で迎えることになりそうです。

それに続くのがキムミンテ、CBで試されているという中村。

 

▼SB

大所帯の中にあって層の薄さが目立つポジション。

溝口が頭角を現してくれば話は別なんですが、右:常本、左:安西に、両サイド出来る広瀬の3人でまわしていくことなりそうで、さすがに3人だけだと厳しいと考えているようで、佐野も試されているようです。

 

▼アンカー

新加入の佐野が序列の一番手ですが、この布陣だと三竿に残って欲しかったところでしょうね。

二番手にはディエゴピトゥカを上げていますが、アンカーにしては攻撃的過ぎる気がしますし、三番手に上げた中村だとちょっと不安な感じがします。

 

インサイドハーフ

昨シーズン終盤にこのポジションを務めた樋口と、本来はトップの選手である鈴木が1stチョイスになると見ています。

個人的には鈴木には点を取る役割に注力してもらった方が輝くと思っているんですが、今シーズンはFWの数が多いので、彼らを輝かせる役割の方がチームとしてはよいのではと見ています。

 

この二人に続くのが復活を期す荒木、名古、舩橋あたりでしょうか。

 

▼ウイング

右:松村、左:アルトゥールカイキが序列の一番手と予測していますが、新加入の藤井が差なく続いています。

 

大卒ルーキーの師岡もこのポジションで試されているようで、彼が開幕ベンチ入りするようだと、レギュラー争いも激しくなりそうですかね。

 

▼トップ

川崎から加入した知念を中心に期限付き移籍から復帰した垣田、染野が続く構図。

個人的にはエレケに期待しているんですが...怪我で出遅れているようです。

 

■明らかに余剰感のある大所帯

総勢33名と2チーム分を越える大所帯となりました。

ACLもなく、ルヴァンカップでもベンチ入りすら叶わず、天皇杯の初戦で辛うじてベンチ入りできるかもな選手も普通に出てきそうで、明らかに人員余剰感があります。

 

加入は想定通り進んだけれども、放出が思ったほどできなかったという結果かとは思うんですが、近年、新加入の選手を使いこなせず数年で出ていってしまう事例が増えておりますので、若手を積極的に武者修行に出すなどで、積極的に人員整理することが望まれます。

 

■新米監督にチームの浮沈がかかっている

岩政監督に対しては特に批判的な考えは持っておらず、プロチームの監督として初めてシーズンインから迎える2023シーズンで、昨年の経験を生かして成長していってもらいたいという思いです。

 

それよりも、この新米監督にチームの浮沈を委ねようとしているフロントへの疑念を大いに抱いての開幕になります。

 

このチーム、ホントに大丈夫なの?

 

というのが正直な気持ちです。

 

昨シーズンの振り返りでもお話しした内容を長いですが再掲します。

ただ、これはプロチームの監督が初めてである新米監督への批判というわけでは全くなく、それよりも経験豊富な監督を迎えておきながら満足なサポートもせずにシーズン半ばにあっさりクビを切るというクラブ側の姿勢に大きな問題があると思ってまして。

 

加えて言うならば、クラブの未来を託したはずのザーゴ監督、レネ・ヴァイラー監督の選任プロセスのベースとなるべき、「鹿島アントラーズの目指すサッカーとは?」という点について突き詰められていないことが今の事態になっていると感じています。

 

今シーズンを制した横浜F・マリノスは、シティーグループの傘下に入ったタイミングで明確にポリシーを定め、最初のシーズンは降格寸前まで追い込まれましたが、そこを乗り越えると順調に戦績を伸ばし、監督・選手が代わってもぶれない攻撃サッカーでサポーターを魅了するとともに毎年上位に食い込むようになってきました。

 

鹿島アントラーズが常勝を取り戻すためには、まずはクラブとして目指すべきサッカーを明確に定義する必要があると考えるわけです。

 

常勝を失った鹿島アントラーズは、立地条件として厳しく優れた選手から選ばれなくなってきており、このままの状態が続くと下位ディビジョンへの降格もあり得るかもしれないという危機感をフロントがどれだけ持っているか、来シーズンの奮起に期待して、2022シーズン最後の記事を締めたいと思います。

 

茨城という片田舎という立地条件の厳しさをチームとしての強さでカバーしてきた鹿島アントラーズですが、その強さに陰りが出てきていることでいい選手を獲得しづらくなっており、営業面にも影響が出てきています。

 

残された時間は多くありません。

 

今シーズンの開幕戦は、2月19日(土)、アウエーでのガンバ大阪戦になります。

 

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